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趣味の       
RCヘリコプタークラブ

ホバリングの基礎 (横移動)Basis of hovering (lateral movement)

ホバリングの基礎 (横移動)
1. 真横に向けて 5m 前進させる
2. 空中静止して 180°機首を回転
3. 前進と機首回転の繰り返し練習
4. 横ホバリングのまま 離着陸させる






1. 真横に向けて 5m 前進させる
これよりは ヘリを真横に向けたホバリングの状態から、5m ゆっくりと前進させてみましょう。
これまでの練習で 何とか 真横を向けた空中静止は出来ることと思いますので、その状態を
なるべく維持しつつ、ホバリングの延長と思って ゆっくりと ゆっくりと 前進させて下さい。

後ろからヘリを見た ホバリング時の 5mの前後移動の時と同様に、前進移動させる際には
一度の大きなエレベータースティック操作ではなく、 エレベータースティックの ダウン側と
アップ側の 比率を変えた(ダウン側を少し強くする) 反復操作 のように 素早く連続的な
小舵を打ち続けるようにして下さい。 もちろん エルロンスティックも 連続小舵を操作します。

ヘリを真横に向けたホバリング時の エレベータースティック操作による ヘリの前進動作は、
非常にわかり易く 相当に小さな小舵を打たないと、 ガクン ガクン と動いてしまいます。

出来るだけ、 まるで空中を滑っていくかのように アイレベルの高さのまま、ガクン ガクンと
させないように ヘリが前進出来るよう エレベータースティック操作を練習しましょう!




2. 空中静止して 180°機首を回転
5mの前進が終われば、その場で空中静止して そのまま 5秒程 ホバリングをしてみましょう。
ホバリング状態から 次は ヘリのテール側をこちらに向ける方向で 180°機首を回転させましょう。
あくまでも ヘリが対面状態にならないよう、テール側を自分の方に向けて ゆっくりと回転させましょう。
理想は マストを中心にしてヘリが 180°方向転換出来るよう ラダースティックで機首を回転させながら
エレベータースティック と エルロンスティックの連続小舵操作を行い、ホバリングの傾きを維持しましょう。

5m進んだ地点で 180°機首を方向転換させてみると、ヘリは少し対面ホバリングに近い状態になります。
今までには無い 緊張 と 恐怖 と パニック が起きるかもしれません。 なんせ 対面ですから・・・。

この少し対面ホバリングに近い状態の時に必要な事は、 親指が操作している 2本のスティックの素早く
連続した反復小舵の動きを 絶対に止めない ことと思われます。 少しでもスティックの動きを止めてしまう
と、 ヘリの挙動を見た瞬間に 頭の中でスティックの動作を考えてしまいます。 ご存知の通り、対面状態に
なった場合は 操作方向が逆のようになってしまう為、考えてから操作すると 追い撃ち舵を打ってしまい
転倒してしまう恐れがあるのではないでしょうか? それを防ぐ為にも 常に連続小舵操作を行いましょう。





3. 前進と機首回転の繰り返し練習
180°の機首方向転換が終われば また 5mの前進を行いましょう。 プロポのスティック操作は素早くですが
その操作によって動き出すヘリの動きは あくまで ゆっくり ゆっくりと です。

5m前進し終えた地点で 先ほどと同じように自分にヘリのテール側を向けながら 180°方向転換をしましょう。
先ほどと同じように ホバリングの傾きを維持しながら ゆっくりと ラダースティックで 機首を回転させながら
エルロンスティック と エレベータースティック の素早い連続した反復小舵を行いましょう。

前進と機首回転の繰り返し練習になる訳ですが、苦手な方向を作らないよう 両方の練習を行いましょう!





4. 横ホバリングのまま 離着陸させる 
今までは 横ホバリングの練習をしていたとはいえ、離着陸の時には 後ろから見た状態でのホバリング
をしていたかと思います。 これからは 離着陸から全て 横ホバリングのままで やってみましょう!

これからは 非常に高度な技術度胸 を必要とします。

いきなり真横を向けた状態ではなく、段階的に真横を向けていく 練習法を強くお薦めします。

ヘリを離陸させる時には 予めエルロンスティックを右側へ入れた状態から エンコンスティックを上げて
左側のスキッドだけが浮いた状態から 離陸をしていくのはマスターされたことと思いますが、
ヘリが横を向いた状態でも 基本は同じ です。 しかし これが本当に難しいのです。

まず離陸する際には 予め 右側へエルロンスティックを入れて 片足接地状態を作ってからの離陸準備
となる訳ですが、ヘリが横を向いてしまうと、見え方の違いからか 感覚が変わってしまいます。
十分に注意しながら 後ろから見た離陸の時と同じように 小舵を入れながら集中して練習しましょう。
ヘリを後ろから見た時の練習の 基本を忠実に 横から見た状態への応用を頑張りましょう!


着陸も同様ですが、地面まであと30cmというところで ヘリは真っ直ぐに降りてはくれません。

真後ろから見た着陸の時の練習同様に エルロンスティックとエレベータースティックの 早い連続小舵
を入れなければ 真っ直ぐには着陸出来ないのですが、横から見ると 変わって見えてしまいます。
くれぐれも追い撃ち舵を打って 転倒させないよう、 パニックにならないように注意して着陸させて下さい。

地面への着陸の瞬間に 最後まで諦めずに なるべく ドスン と着陸しないよう、 本当に最後まで諦めずに
エルロンスティック等を連続小舵操作しながら、なるべくやさしく着陸出来るよう 努力と練習を重ねて下さい。

左右両方が同じように出来るよう 両方の練習を重ねて練習しましょう!


90°横を向けることに慣れてきたら、90°以上 横へ向けてみましょう。 対面ホバリングへのステップと
なる訳ですが、 出来るようであれば 次のステップへの準備ですし いずれ必要な練習のひとつではあります。

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